2020/09/06 17:22

こんにちはちいさな木こりです。

毎年採蜜の際に出てしまう巣のカスを精製して作っているミツロウ。
今回はそのミツロウの使い方の1つ、ハンドクリーム作りを紹介します。
とっても簡単なので是非おうちで作って見てください。


*ミツロウハンドクリームの特徴*
ミツロウには高い保湿効果と穏やかな抗菌作用があると言われています。
ちいさな木こりのレシピはミツロウと他の材料のバランスが絶妙で、ベタベタせずに肌になじみお肌の質感を柔らかくすると好評いただいています。(あくまで個人の感想です)

*準備するもの*
道具 ・湯煎用の鍋
・コンロ
・計り
・ココット(耐熱容器なら可)
・マドラー
・布巾


材料 ( 20g)
・クリーム容器
・ミツロウ 2g
・植物油 16g
・シアバター 2g
・お好みでアロマオイル 1〜3滴
*植物油は酸化しにくいホホバオイルや椿油がオススメ
ちいさな木こりはなるべく国産材料を使用したいので長崎県産椿油を使用しています。

手順
手順はいたって簡単、ココットにミツロウ・植物油・シアバターを計っていれ、湯煎で溶かし容器に移すだけ。



・・・で終わってしまっては芸がないので、もう少し。


チェックポイントがいくつかあります。


少量で作る場合少しの分量の違いで、割合が変わり使用感が変わります。
計量器はなるべく小数点以下も表示できるものを使用します。


湯煎のお湯は1〜2cmの深さで、細かい泡が出るくらい温まったら火を止めます。
ミツロウの融点は60℃なのでこの段階で十分溶けます。
沸かしすぎると、お湯がココットに入る原因となるので気をつけましょう。
あとは全て解けて混ざるまでマドラーでかきまぜます。


これくらいで十分です。
お鍋から出すときはココットが熱くなっているので布巾で持って、容器周りの水滴もよくふいて垂らさないようにしましょう。


容器に移し替えるときはこぼさないように勢いよく注いだ方がいいかも。
容器によるかな?
注いだあとは、軽く底をトントンと叩いて空気を抜いて冷めるまで待ちます。
熱いうちに蓋をすると中の温かい空気で汗を書くので、蓋は冷めてから。
アロマオイルを足す場合は、少し冷めて色が不透明になってから1〜3滴ほど垂らし、よくかき混ぜます。
あまり熱いうちに垂らすと香りが飛んでしまいますよ。


冷めたら完成!

作ってから3ヶ月を目安に使い切ることをオススメします。
酸化が進むと敏感なお肌にはピリピリとした刺激を感じます。
そうしたらお肌への使用はやめて、革靴や革財布などの革製品や、木工家具などのお手入れにご利用下さい。
布で少し取って擦り込むことでツヤが出ます。
また犬や猫の肉球お手入れにも使っていただけます。
全て天然素材由来のものだから使い道はいろいろです。

ミツロウのご注文はこちら
未精製の黄色が綺麗なニホンミツバチのミツロウです。

このレシピを気に入って頂けましたら完成品を購入いただくこともできます。
ただし、雑貨品としての販売となるのでお肌への使用時はお客様の判断であることをご了承のうえご購入ください。
ミツロウクリームはこちら

試作を重ねてちょうど良い塗りごこちを追求した配合なので気に入ってもらえたら幸いですが、それぞれでアレンジしてミツロウクリーム作りを楽しんで頂けたら嬉しいです。

暮らしに少しの自然色を、ミツバチさんにありがとう
ちいさな木こりでした。